今回は「電撃大王」に連載中の『やがて君になる』最新話である40話の感想を書いていきます。

単行本8巻の内容を含みます。ネタバレ注意!

前回は修学旅行から帰ってきた燈子が侑を呼び出すところで終わりました。

さて、生徒会室で彼女たちは何を話すのでしょうか?

単行本7巻の感想はこちら

『やがて君になる』7巻の感想【ネタバレ注意】

40話のサブタイトルは「わたしの好きな人」。

ちなみに5話のサブタイトルが「わたしを好きな人」でした。これは…

『やがて君になる』40話「わたしの好きな人」の感想

生徒会室で会った侑と燈子。

そこで燈子は侑に「好き」と言います。

しかしそれは今までの「好き」とは違う「好き」でした。


この考えに至れたのはやはり沙弥香のおかげではあります。

侑のここの解釈は結構難しい気がします。

別に「好き」って言ってくれれば誰でもいいというわけではなく、そこに「選択」の余地があるという事ですかね。

たぶん侑の場合、そこに性別とかは関係なくて、中学時代に告白してきた男子は選べなかったってことかな。

まあその返事に1か月とかかけちゃうあたり「選ぶのが苦手」なんでしょう。答えは決めていても伝え方とかいろいろあるし。

ソフトボールも生徒会も元々は誘われたのがきっかけなわけで。

そして6巻の最後と違って侑もきちんと燈子に好きって言うことが出来ました。

この告白シーンはぜひ本誌で読んで欲しいところです。電子書籍だと綴じ部が無くてほんときれいでした。

大きかったのは侑が泣いたこと。地味にこの物語において重要なファクターだったはず。

最後に二人は幸せなキスをして終了。見せない演出がニクい。

『やがて君になる』4周年のこの日に見事侑と燈子は結ばれました。めでたしめでたし。

『やがて君になる』はどう終わる?

この記事を読んでいる皆さんはご存知だと思いますが、『やがて君になる』は8巻で完結します。

そしてこの話は8巻の最初に来ます。つまりここからあと5話くらいはあります。

描くべきことはほぼ終わっているのですが、あと5話も何をするのでしょうか?

さて、『やがて君になる』という作品の魅力の一つに「展開の読めなさ」がありました。

その割には7巻と40話の内容はあまりにも「展開が読めすぎる」印象を持ちました。

侑と燈子がすれ違ったまま修学旅行→沙弥香が燈子に告白して燈子が何かに気が付く(沙弥香はフラれる)→侑と燈子が結ばれる

ここまでの展開ってほとんどの読者が読めていたと思います。

これはある意味『やがて君になる』らしくないと思っています。

つまり、「まだ何かあるんじゃないか」ということです。

この作品は非常にテンポがいいため結構何でもあり得ます。生徒会劇も修学旅行も2話で終わりですからね。

また何か問題を出して解決して更なる高みへという流れになる可能性は否定できません。

ダラダラいちゃいちゃしてるのをあと5話もやらないと思います。それはそれで見たい気もしますが(笑)。別にそんなのスピンオフでもいいし。

とりあえずこれで再び展開が読めなくなりました。ここにきてさらに面白くなってきたと思います。

まとめ

カウントダウンまでしただけあって最高の話でした。

展開自体は読めていても「魅せ方」が素晴らしいのはこの作品の本当にいいところだと思います。

そして今後の話で最低限やらないといけないのは沙弥香へのフォロー

彼女は中学時代にも痛い失恋をしていますからね…

その話は『やがて君になる 佐伯沙弥香について』で読めます。電子書籍ならキャンペーン期間中は半額で読めるので読んでない人は今のうちにどうぞ。

BOOK☆WALKERなら5月10日に出る続編のやがて君になる 佐伯沙弥香について(2)の試し読みも出来ます。

7巻と40話読んだあとだと試し読みだけで結構つらいものがあるんですがそれは。

そもそも好きな相手が同じコミュニティの後輩と付き合ってるとか常人のメンタルでは耐えられないと思います。沙弥香だから大丈夫なのかどうなのか。

逆に言えば新たな問題としてはその程度しか残っていないように見えるのですが、実は不穏な伏線が残っている気がするんですよね。

今は電子書籍で『やがて君になる』1~6巻の半額セールをやっています。

この機会に過去の話を読み直して今後の展開を予想してみるのも面白いと思います。