岩見樹代子先生の『ルミナス=ブルー』。

この作品は自分が毎月書いている百合姫の感想記事でも絶賛している作品です。

待望の単行本化ということで改めて感想を書いていきます。

『ルミナス=ブルー』のあらすじ

“今”の二人の写真を撮りたい!

写真が大好きな高校生・光は、”好きなもの”を撮ると
周りが見えなくなることが悩みの女の子。そんな光は転校先で、
ギャル風の雨音と、読モをやっている寧々という絵になる二人組みと出会う。
写真コンテストで受賞を目指す光は、「二人の写真を撮りたい」と言い、
彼女たちの関係性を知らずに触れていくが──。

Amazon商品紹介ページより引用

ぶっちゃけて言うと、雨音と寧々の関係は元カノ同士です。

ネタバレじゃねーかと言われそうですが、作者のツイッターのトップにも固定されているのでセーフでしょう。

元カノ同士である雨音と寧々の関係性が主人公である光のカメラを通して描かれる作品であり、そういう意味ではかなりの異色作です。

『ルミナス=ブルー』の感想

『ルミナス=ブルー』の特徴は、百合漫画なのに主人公である光が百合に絡まないことです。

主人公はまさに「カメラ係」。

カメラというアイテムは非常に便利で、ある一瞬を切り取って写真として残すことが出来るんですよね。

彼女たちの関係性もいずれ変わっていくのでしょうが、写真は変わらないまま。まさに青春の儚さを表しています。

あとこの作品、「先が読めない」です。

そもそも光が今後百合に絡む可能性も無くは無いという。むしろ帯コメからすると…!?

主人公の、元カノ同士の雨音と寧々、光の憧れの人であり雨音の幼馴染でもある葉山先輩を加えた4人がメインキャラクターなのですが、関係性が複雑で面白いです。

伏線の回収も上手くやってくれそうな期待感があります。

そしてこの画力。

健全なはずなのになぜかエロく見えるのが本当に凄い(笑)。



『ルミナス=ブルー』が打ち切りの危機!?

百合好きの間で評判も上々の『ルミナス=ブルー』ですが、なんと打ち切りの危機に直面しているようです。

このツイートを見たときはかなりの衝撃を受けました。

まず作者自らこのような状況であることを発信すること自体が珍しいことに加え、「『ルミナス=ブルー』の売れ行きが悪い」ことが信じられなかったからです。

なぜ売れ行きが悪いのか毎月百合姫買ってて『ルミナス=ブルー』を楽しみにしている自分としてはよくわからないんですよね。

確かに昨今は百合展が開催されアンソロジーも大量に発行されている「百合ブーム」とはいうものの、供給が増えすぎているというのはあると思います。

百合作品が他の雑誌でも掲載されているようになったぶん、売るのが難しい時代になってきているようです。

実際自分も百合姫に掲載されているすべての作品の単行本を買っているわけではないですからね…お金は無限ではないし作品の好みはどうしてもあります。

あとは電子書籍の影響で紙の本が売れにくくなっているというのもありそうですね。重版するためには紙の本の売り上げが重要なようです。

それにしても百合姫の連載作品って2巻で終わることが多いのはそういうことかと納得してしまいました。

ただこのツイートをきっかけにアマランも上昇しているようですし、何とか打ち切りは回避して欲しいところです。

こういうときにツイッターって本当に便利ですね。

まとめ

はっきり言って『ルミナス=ブルー』を打ち切りにしたらもう「コミック百合姫」という雑誌は終わりだと思います。

このような王道の百合を高いレベルで描いている作品って今までの百合姫にあまりなかったはずです。

だからこそ王道の百合が好きな自分がハマれたので。

『ルミナス=ブルー』本当に面白いので打ち切り回避のためにも買ってください(懇願)。