tMnR先生の『たとえとどかぬ糸だとしても』6巻を読んだので感想を書いていきます。

5巻のラストでウタは薫瑠と怜一の家から出ていきました。6巻ではその続きとなります。

『たとえとどかぬ糸だとしても』6巻のあらすじ

ウタの気持ちを受け止め、その上で「その気持ちには応えられないし受け取れない」と言った薫瑠。ウタはその言葉に涙し、覚悟を決めて家を出ていくのだった。そしてウタがいなくなり、怜一と二人になった薫瑠は、改めて妻としての自分の立ち位置と向き合うことに…

ウタがいなくなり、怜一と二人きりになった薫瑠。しかし彼女は怜一との生活に息苦しさを覚えていた。その原因の一つが薫瑠の友人であり怜一の元カノ・璃沙子を信じ切れないことだった。あの雨の日、怜一と会っていた璃沙子のことを……

高校時代から怜一が好きだった薫瑠は璃沙子にそのことを相談していたのだが、怜一は璃沙子を好きになり告白。その告白を受けて璃沙子は怜一と付き合うことに。それでも仲良くしていた薫瑠と璃沙子だが、あることをきっかけに疎遠に。

時は流れ、薫瑠ママが死去。ショックで空虚な日々を送っていた薫瑠のもとに現れたのは怜一だった。彼は弱っている薫瑠を見て、ずっとそばにいると告げ璃沙子とは別れることに……

改めて怜一がなぜ璃沙子と別れてまで自分のところに来たのか考える薫瑠。そして怜一から出張で週末まで帰れないとの連絡が……

不安に襲われ居ても立っても居られなくなってしまった薫瑠は……!?



『たとえとどかぬ糸だとしても』6巻の感想

6巻は半分以上が過去の話となっています。今まで謎だった薫瑠・怜一・璃沙子の間にあった過去が明らかになりました。その分ウタの出番はほぼないです。

薫瑠は怜一への気持ちが変なところに行ってるところを除けばまとも。しかし怜一は気まぐれすぎ、璃沙子は親友の想い人からの告白を受けるなどやりたい放題です。

しかし璃沙子が薫瑠のことを好きだったから怜一に取られたくなくて付き合ったという可能性も。てか百合作品としてはそっちのがよさそう。まあ告白したのは怜一のほうですが。

まあ過去編が3話も続くのは雑誌ではアレでしたが単行本で読む分にはそれほど気になりませんでした。

この過去を知れば、薫瑠が璃沙子や怜一をイマイチ信用できない理由がわかるので物語には必要な巻だったと思います。

まとめ

『コミック百合姫』では異例となる異性同士の人間関係のもつれを描いた巻でした。6巻だけ単体で読んだら百合作品だとは思えない(笑)

そして7巻で『たとえとどかぬ糸だとしても』は完結することも発表されました。

とどかぬ想いをテーマにしたこの作品。昔は百合といえば悲恋が多かったのですが、最近は百合でもハッピーエンドの作品が増えています。そういう意味でも『たとえとどかぬ糸だとしても』がどういう結末になるのか楽しみです。