2019年6月に発売された大人気百合ゲーム『夢現Re:Master』。そのファンディスクが『夢現Re:After』(通称:ゆリアフター)です。

『夢現Re:Master』の記事はこちら

『夢現Re:Master』の感想(ネタバレあり)!

この記事もネタバレしかないので未プレイの人は注意!

『夢現Re:After』各ルートの感想

今回もプレイ順で。

ほのか&ばな子エピソード 「彼女と犬と、あいのお話」

前の会社のやべー奴に刺され入院することになったほのか。退院後はあいの家にやっかいになり距離を縮めていく二人。そしてほのかがいたずらっぽく告白するのだがあいの答えは……?

待望のほのかルートが実装。ばな子ルートも兼ねている。ほのかの告白に対しての答えでどっちのルートか分岐する。

ほのかの有能っぷりとダメっぷりがよくわかるシナリオ。田舎でニートしてたあいが自分を必要としてくれたほのかに惹かれるのはある意味一番説得力があるかもしれない。

もっとあいとほのかのイチャイチャが見たかった気もするが、このルートは「アフター」じゃないので仕方ないか。

ばな子ルートに関しては完全に頭おかしいとしか。iPS細胞万能すぎるだろ……てかこれよくCERO Cで出せたな(本編はCERO D)と。逆にこっちのがセーフだったりするのかも?

さきアフター「Deadline rather than paradise」


あいとグアム旅行の計画を立てていたさきだがPDチームからのヘルプによりあえなく中止に。落胆の色を隠せないあいのためにさきが用意した代わりの旅行先とは……?

結論から言うと結局グアム旅行は中止になり、代わりにあいの実家のある栃木にあいさつを兼ねて行くことになる。

避けられない事態とはいえ旅行が中止になったことで落胆の色が隠せないあいのフォローをするさきが微笑ましい。あんな見た目ではあるがさきもちゃんとした大人なのだ……

あとあい・こころ姉妹の出身地を栃木にしたのは絶妙だった。北関東のネタ枠を群馬に譲っている(?)ためガチで影が薄く、西日本に住んでる人は場所すら知らない人が多そう。代替の旅行先自分はさきのヒントだけですぐにわかっちゃったけど……自殺を「能動的異世界転生」と言い換えるあたりはさすがシナリオライターである(華厳の滝は自殺の名所)。

さきの仕事へのこだわりやあいへの想いがよくわかる素晴らしいシナリオだった。

ちなみにこのルートだけさきのヘッドホンの色が変わっている。誰かさんが壊したからね……

ななアフター「過去の亡霊」


あいと結ばれ声優としての仕事も増えてきたななだが亡くなったはずの義母から手紙が……!?さらにあいとの将来、嫉妬、マリーから送られてきた謎のブツなど数々の問題を抱えてしまったななは……

『夢現Re:Master』と同じくなな視点で進む。対処しないといけない問題がかなり多いルートである。とはいえプレイヤーがやることはほとんどなく、見守るだけ。これぞ百合の正しい在り方だろう。

子供や結婚といった将来のことについては悩みとしては普通。嫉妬も王道中の王道である。ブツについてはなんとも……シナリオライターの好みが出てる気がする。

あいが同棲を一度拒否した理由はある意味当然だったためそこに意外性はまったくなかったが、ちゃんと言わないあたりあいらしくてよかった。そのせいでななを悩ませることになってしまうのだが。

ななの普段はおちゃらけてるくせに変なところを考えすぎる性格は相変わらず。キャラとしてはブレてないのでいいと思う。

あとラストのCGがえっちだった(小並感)あいの乳が増量されている気がするが……あっ(察し)、ふーん

マリーアフター「Married Life」


過去を捨てたマリーはあいと結婚し、「大鳥まりあ」となる。新居で新婚生活を営む二人だがすれ違いを感じることもあり……さらに新たな仕事まで舞い込んできて……

時系列的には『夢現Re:Master』のグッドエンドの前の話になる。

このルートでは既に結婚していることもあり、最もラブラブっぷりがわかりやすい。あいの性欲がダダ漏れなシナリオでもある。軍服プレイがしたいって……

今まで「マリー」を演じてきたまりあの本来の性格や内面も明らかに。アフターで補完するにはいい内容だったと思う。

あとECHOさんが何者なのかは永遠の謎なんだろうな……ほのかも大概ではあるが。

ちなみにまりあ(マリー)は祖国に帰ったという設定で出番がほとんどないルートもある。SPボイスを聞く限りだと中の人の事情もありそうだが、ネタになる分マリー役でよかったとも思う。地声が役と違いすぎて声優の凄さもわかる。

こころアフター「夢現Re:Unification」


ニエ魔女のファンディスク作成が決まり、あいはSD原画、こころはプロット作成という仕事が与えられる。プレッシャーを感じる彼女たちの前に謎の女の子が現れ……

「Unification」は「統一」という意味。これは夢なのか、現実なのか(2回目)……

前作『夢現Re:Master』において明らかに足りていなかったあいとこころのイチャイチャシナリオである。こころのデレっぷりが素晴らしくかわいい。

シナリオとしては『夢現Re:Master』と同じく夢と現実が混じったような世界観。思い切った展開にしたなーという印象はある。

このルートで登場する少女・ミサキと同人版ニエ魔女の製作者・みさきについてはいろいろな説があったものの、答えと呼んでいい記事が出た。
【ゆリマスター】みさきとは何者ぞ?

詳しくはリンク先にて。正直これ全てを正しく読み解くのほぼ無理だったと思うなぁ……「非公式」と謳っているもののディレクターの見解なのでほぼ公式と言っていいはず。SSとも矛盾しないようになっている。

ミサキがニエと魔女の子供なのはキャラデザの時点でわかるけどそれ以外はなかなか難しい。

逆に言えばこういう形でみさきについて発表したということは『夢現Re:Master』のさらに続編のようなものが出る可能性は限りなく低いということでもある……SSやイラスト程度ならともかくゲームという媒体では出なさそう。ディレクターもいないし……

『夢現Re:After』の全体の感想

あま~い百合の世界を堪能できました。ファンディスクとして素晴らしい出来だったと思います。

全体的にあいのスケベキャラがよく出てた気が。キャラデザの時点でどう考えてもスケベだもんなぁ……このあたりも絶妙だったかと。

あと葉亭さんの立ち絵も実装されました。正確にはこっちが初出ですが↓各シナリオでかなり出番が増えている印象でした。

『夢現Re:After』単体だとややボリューム不足感は否めませんが、まあこんなもんかなといった感じです。『夢現Re:Master』がかなりボリュームあるのでトータルで考えればまだお得のはず。

今後の百合ゲームにも期待したいです。